断捨離など、出来なくてもいい

2013.04.12 Friday 04:18
0



    ボクはよく判っていないので、別にそれについて語る必要はないが、『断捨離』って何。



    ウィキペディアによると、『断捨離』とは、


    ヨガの『断業』『捨業』『離業』という考え方を応用して、人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考え。単なる片付けとは一線を引くという。


    断=入ってくる要らない物を断つ

    捨=家にずっとある要らない物を捨てる

    離=物への執着から離れる


    断捨離することを『ダンシャる』と記したり、断捨離に目覚めた者を『ダンシャリアン』と呼んだりする。


    とあった。



    ああ、これだけ読んだだけで、目眩がしてきたのだ。




    ウィキペディアを見たから何かを知ることはない。ボクは何も知ってないのが前提だ。



    だから、何も知らないボクが、ほんのごく一部の言葉から感じること。ただそれだけ。





    人間様は、随分と偉くなったものだ。とボク個人は感じる。あくまで、個人的見解だ。


    人とモノの関係とは、どういうものか。それは、人それぞれの考え方であり、自由だ。


    しかし、『身軽で快適な人生を手に入れよう』とは、随分と上からの発想にも思える。




    物。たかが『モノ』されど『モノ』。モノと人間の関係を侮っては『モノ』に失礼だ。




    必要だから手にしたのだし欲しいと思ったから手に入れたのだ、という観点からして。



    自分が『身軽で快適な人生を手に入れる』というのは、ある種『利己主義』に感じる。



    あくまで人間様が物を見下して、手に入れるも捨てるも、『快適』を手に入れるため。




    モノ。形ある『モノ』は凡そ意味があって生まれ、この世に存在しているはずだろう。



    モノが売買され、経済が潤い、世の中が成り立っていることはどう捉えるべきなのか。



    次々に新作を売り出し『凄いだろ。欲しいだろ。もっと買え』というのが人間社会だ。




    常に新しいモノを生み出し、大量のゴミも生み出す。リサイクルの実態など見えない。




    生活を快適にするために『モノへの執着』を捨てるとは、どういうことなのだろうか。



    何か違うような気がしないではない。そもそも『執着』って何か。それが最初にくる。



    その『執着』と『愛着』の線引きはどこにあるのか。その違いは、何なのか判らない。




    今まさに、父という人間がいなくなり、使用また所有していたモノの整理をしている。



    このような状況においては、やむを得ず『捨てる』ことを迫られるのは否めないのだ。



    行動としては『潔く』。しかし、心の中では、『申し訳ない』気分が拭えないでいる。




    父の『暮らし』そのものを捨てる気持ちがしてしまう。それは、感傷ではないと思う。



    モノには、それに触れていた人の『時間』や『生活』が染み込んでいる気がするのだ。



    父が使い込んだ椅子。父が大切にしていたハンチング帽。モノであってモノではない。





    何年か聴かないCDなら、『いらない』モノになるらしい。その発想はどこから来る。



    ボクはと言えば、十年聴いていないCDでも急に聴きたくなり、実際にそれで胸躍る。


    好きで手に入れたのなら、それを大切にするし、何よりも『愛』を感じて、心が潤う。


    役目を全うしてしまったモノには『ありがとう』と感謝して、手放すことにするのだ。





    ボクの暮らす空間には、愛すべきモノがたくさんある。どれも素敵なモノたちなのだ。



    別に『執着』していなし、それでも快適だと感じる。これは個人の感覚の問題になる。



    一度、手放したら、二度と会うことはない。同じ商品でも違うものだ。それがモノだ。




    ともあれ、『断捨離』をしたい人はして、したくない人はしなくていい。それでいい。




    category:生活 | by:hallysmilecomments(2) | - | -

    スポンサーサイト

    2024.03.27 Wednesday 04:18
    0
      category:- | by:スポンサードリンク | - | - | -
      Comment
      こんにちは。ご無沙汰しております。
      なくなってしまって、もうお話しが聞けなくなると思うとさみしくて。
      こうして会えて嬉しいです。教えてくれてありがとう。
      • uri
      • 2013/04/12 9:45 AM
      uriさん、ありがとう。
      こんにちは。本当に、こちらこそ、ご無沙汰しております。

      そう言って頂けるだけで、嬉しいです。
      半年近く、色々なことがあり、またこうしてお会い出来るようになりました。
      ボクも会えて嬉しいです。
      またこれからも、よろしくです。
      • hallysmile
      • 2013/04/12 9:59 AM








         

      Calender
           12
      3456789
      10111213141516
      17181920212223
      24252627282930
      31      
      << March 2024 >>
      Selected entry
      Category
      Archives
      Recent comment
      Profile
      PR
      Recommend
      Link
      Search
      Others
      Mobile
      qrcode
      Powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM