愛、はどこに捨てて来たのだろう

2014.11.26 Wednesday 09:59
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    いったい『愛』はどこに捨てて来たのだろう?或は、最初からなかったのか。



    そう思えるようなことを平気で出来る人のことを、よくニュースで聞くのだ。



    幼児虐待。この世に『生』を授かって、『感謝』も出来ずに感情で虐待する。




    食事を与えなかったり。自分の感情で殴る、蹴る。『命』への冒涜そのもの。



    挙げ句には、尊い命を奪っておいても、罪悪感さえ持ち合わせていないのだ。



    すべては『自分中心』で生きる人。もはや、『愛』などは介在してはいない。




    ボクは、人が好きだ。人が生きることに、自らの『生』を感じることがある。



    別にキレイ事じゃない。今現在、ボクはほぼ誰とも関わりのない生活をする。



    母以外の誰とも言葉を交わさない日々の中。たった一人の人でも愛しくなる。




    生きることの99%は苦しみで出来ている。なのに、ボクは生きるのが好き。



    それは、誰かが『笑顔でいてくれる』こと。たったそれだけでも励みになる。



    眉間に皺を寄せ、苦しみに耐える。人知れず、血反吐を吐きつつも、笑える。




    人は、あらゆる動物の中でも、『笑う』ことが出来る唯一生き物だと感じる。



    感情豊かであり、泣くことも、笑うことも、怒りや哀しみと同時に持つのだ。



    出来ることなら、少しでも、多くの人が『笑顔』でいられるように、と願う。




    ボクには子供がいないけれど、子供が大好きだ。『未』を多く、秘めている。



    この世は『知らないこと』で満ちている。それを発見するのが『生』になる。



    何かを知る度に、『知らないこと』が増える。成長は、未熟の確認に繋がる。




    それは、とても『愛しい』こと。もし、子供が育つのなら、それは親でない。



    子供の成長は、人が親にさせてもらい、一緒に成長させてもらっていること。



    子供によって親になるように、人は、人によって『生かされている』だろう。




    先日も姪っ子が子供を連れて我が家に顔を出した。日々成長するのが子供だ。



    それが『目に見えて、判り易い』ということ。大人が成長しない訳じゃない。



    我が子でなくても、それを『愛しく』感じ、その『笑顔』に生気を頂戴する。




    人を育むのは、社会であり、環境であり、人であるのだが、実際は、自分だ。



    自分が『どう感じ』『どう咀嚼し』、自分の中に『どう取り込む』に思える。



    事象、そのものではなく、それにより、自分がどのように試されているかだ。




    セックスをすれば、『命』が生まれる。これより深いものがあるのだろうか。



    そこに、『愛』はあるのか。『自分のための愛』ではなく、『無償の愛』だ。



    これだけあげたのだから、これだけよこせ。それは決して愛じゃないだろう。




    30数年前、ボクはウツの苦しみの中、常に『死』について考えを巡らせた。



    ある日、母が寝込んでいるボクに目覚まし時計をくれたのだ。なぜかくれた。



    ボクは焦燥感に苛立ち、衝動的にそばにあった、その時計を投げつけたのだ。




    それは机の角に当たり、見事に壊れた。その瞬間、激しい自責の念を持った。



    物である時計は簡単に壊れる。だが、それをくれた母の気持ちを壊したのだ。



    形ある物はいつかは壊れる。だが、ボクは物でなく、母の『想い』を壊した。




    なんてことのない、何十年も前の小さな出来事だが、それは鮮明な心の記憶。



    意識として、物を通して初めて『人の想い』を自分の中で覚醒したのだろう。



    自分が『人間である』ことで苦しみも抱えるのなら、『生きたい』と思った。




    人の『想い』は、形ではなく、目に見えない何か。余計に、見失い易いもの。




    だから、ボクは今、この瞬間にも『心の目』を閉ざさないよう自己対峙する。




    怠惰に、都合良く、物事を解釈してしまうのが、自分という人間なのだから。









     
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