無限の可能性が、心を解き放つ

2016.02.16 Tuesday 12:23
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    最近のヒットしている音楽は、心にも体にもよろしくない感じがしている。



    凡そは、コンピュータによる『打ち込み』の『規則的』なリズムだらけだ。



    殆どの曲で『ドン、ドン、ドン、ドン』と低音で、寸分の狂いもなく刻む。




    遥か30年以上前に『テクノ』を浸透させた『YMO』はこれらとは違う。



    このバンドにはドラマーの『高橋幸宏』がいた。生のリズムありきなのだ。



    坂本龍一が、『機械の規則的なリズムは人間にはよくない』と言っていた。




    本来、人間は『不規則なリズム』が自然であり、鼓動も微妙にズレている。



    ので、『寸分の狂いもない機械的リズム』だけの音楽は心身に悪影響だと。



    細かいことは忘れたが、ラジオで一回聴いただけだがこれは記憶している。




    微妙に不規則な『ズレ』や『揺らぎ』が、人間にとっては心地よく感じる。



    そこでシークエンスされた『機械』による音が心地悪いのは、自然だろう。



    便利な筈の『機械』が不自由を生み、メロディーをも殺している気がする。




    どれもこれも同じようにチープな伴奏では幾ら歌唱力があっても興醒めだ。




    そこで、音楽をこよなく愛するボクとしては、『リズム』が音楽の基本だ。



    あくまで、リズムによって、メロディーもハーモニーも活かされると思う。



    そのリズムが無限の可能性を秘めていることが、ボクを音楽に向かわせる。




    昨今の音楽の殆どは、4拍子だろう。1小節を4拍に限定してしまうのだ。



    8ビートだろうが1/2拍を8つ並べているだけで、4拍子に変わりない。



    これをコンピュータで規則的に連打されては、ストレスが溜まるだけ、だ。




    そこで、例えば『ポリリズム』のように、同時に複数の異なる拍子の存在。



    民族音楽、特にアフリカ音楽などはポリリズムの原点の一つのように思う。



    素人の発想だが、4拍子と5拍子を同時に奏でれば、リズムは細分化する。




    まあ、能書きを垂れても無粋なのだ。リズムはどこまでも無限と知ること。



    そこで、最近のジャズ界には、心を解き放つようなリズムを刻む人が多い。



    4ビートに縛られずに、1拍を如何様にも再構築して可能性を広げている。




    すっかり生命力の弱っているボクの元気の源の一つが、彼らの刻むリズム。



    有り体に言えば、『躍動感』になる。変化のない暮らしに『躍動』を生む。



    彼らの奏でる音楽に身を委ねるだけで、固まった心が解き放たれるようだ。




    いわゆる『前ノリ』か『後ノリ』かでリズムを捉えるなんて不自由なのだ。




    まず、エリック・ハーランド。技術を伴う、変幻自在なリズムは凄いのだ。








    マーク・ジュリアナ。彼はある意味革新的で、無駄を省きつつ饒舌なのだ。







    ナシート・ウェイツ。彼のリズムは力強くも、同時に繊細さも合わせ持つ。





    ロックに多く見られる豪勢なドラム・セットでなく、皆シンプルそのもの。




    他にも数多いるが、彼らに共通するのは、ロックをやらせても最高なのだ。


    デヴィッド・ボウイの遺作におけるマーク・ジュリアナなど最たるものだ。


    今の日本には『可能性を秘めた』表現者が極めて少なく、ジリ貧に感じる。



    日本って国は、『貧しさ』が蔓延していると感じるのは気のせいだろうか。






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    2017.05.05 Friday 12:23
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