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    幻の中の、ポール・マッカートニー

    2016.05.12 Thursday 19:49
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      もう、一年以上も経ってしまったんだな。早い。早過ぎる。
       

      昨年の、4月27日。
       

      ボクは、東京ドームでポール・マッカートニーのライブを体験したはずだ。


       

      覇気のない、小学生だったボクを最初に奮い立たせてくれた。
       

      それが、ビートルズであり、ポール・マッカートニーだった。
       

      小学6年の時に知り合いの所で初めてアルバイトをして、
       

      そのお給金すべてをビートルズのレコードに注ぎ込んだ。

       

      ウィングスの『ヴィーナス&マース』を最初に新譜として買った。
       

      土曜の午后、電車に乗って山野楽器まで買いに行った。
       

      予約特典がたくさんついていたからだ。

       

      あの頃は、土曜も午前中だけ学校があった。いわゆる半ドンだ。
       

      昼過ぎの空いた電車のシートに座って、ワクワクしていた。
       

      大きなレコードと特典を抱えて、家に買えるなり、広げた。

       

      それから、ポールの来日を心待ちにして、夢に観ていた。
       

      が、実際は、入国不可。来日即、逮捕。
       

      当時の彼は、まだ大麻の常習者だった。



      まさに、悪夢だった。


      ライブ・チケットの買い方も知らなかったのに。

       

      泣いたね。一日中、彼のレコードを聴きながら。

       

      あれから数十年。
       

      ポールが頻繁に来日するようになった頃にはボクは病気で苦しんでいた。
       

      映画館にも35年行って(行けて)いない。
       

      大人数や前後両隣を人に囲まれれ、身動きがし難い状態。
       

      不安障害による、急激な下痢や吐き気に襲われるからだ。
       

      観に行きたいのに、楽しみたいのに、出来ない自分が悔しかった。

       

      そして、ようやくここ数年、何とか無理をすれば行けるようになった。
       

      友人に誘われ、何度かライブにも行ったが、楽しむまでには至らない。


      それなりに高額な金を払って、楽しめずにただ苦しみに耐えるだけだ。


       

      だが、高齢のポールはもう観られないかもしれない、と一念発起した。
       

      相当気合い入れても、一昨年の来日の際にはチケットが買えなかった。
       

      高額な転売にも手を出しそうになったが、結局、急病で中止になった。

       

      そこで、昨年は、体調の悪い中、覚悟を決め、チケットを手に入れた。
       

      それでも、やっと手にしたチケットは、東京ドームの2階の端っこだ。
       

      夢にまで観たポールのライブだ。席が取れたなら、行くしかないのだ。

       

      だが、ボクは一人でライブに行くのは30年振りだった。
       

      数日前から緊張で、下痢や吐き気が続いた。
       

      当日も安定剤を通常の3倍も飲んで行った。

       

      ので、ライブが始まる頃には、意識は朦朧としていた。
       

      念願の生のポールは、豆粒みたいで、爆音だけが響く。
       

      2階席端では、ステージとの間にホームラン・ポール。

       

      大型ヴィジョンのステージ映像も切れ切れに観える。
       

      途中、何曲か、記憶にない。
       

      モヤモヤのまま、夢にまで観たポールのライブは終わった。



      東京ドームを出る時の、風圧で外に押し出される。


       

      まさに、夢の中で『幻想』を観ているようだった。
       

      生きるための、楽しみさえも、まともに出来ない。
       

      ボクがあの日、ポールのライブ会場にいたのは確かだ。
       

      でも、ボクの記憶の中では、『確か』だとは言えない。



      至福の楽しみさえも、『楽しめない』自分を確認した。



      ただ、デジカメに『確かに』数枚の写真が残っていた。



      ボクが、そこで、何かを体験したことには間違いないのだろう。


       















      もう、余程のことがない限り、ボクは何かを楽しもうと思わない。




       

      category:試練 | by:hallysmilecomments(2) | - | -

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      2017.07.23 Sunday 19:49
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        Comment
        すごいねー.
        ポールのコンサートに行けたんですねー.
        頑張ったね.
        俺は最初は,大阪は近所の長居公園に休日だったんでチケットを思い切って買ったんですが,ポールは風邪だったのかな.
        コンサートが無くなりました.
        翌年に京セラドームだったのですが,これは平日でやっぱりチケットも高額なので,あきらめたんですよねー.
        ヴィーナスアンドマースは名作ですよね,
        写真の爆発は、死ぬのは奴らですか.
        • HAWK2700
        • 2016/05/13 7:54 PM
        HAW2700さん、ありがとう。
        いやいや、物凄い頑張った、と自分でも思う。
        でもね、30年越しの夢だったので、後悔したくなくてね。後先考えず、二度とないかもしれないチャンスなので、高額なチケット代は目を瞑ることにして。
        ただ、先行予約とか、最近のチケットの買い方も判らなくて参った。
        一昨年は、チケットを買うことすら出来なかったので、昨年は、色々と調べて、ネットでの抽選で、第2希望かなんかで、やっと買えた。なら、どうしてでも行くしかないとね。
        でも、頑張ってS席買ったのに、2階席の端っこだったもんね。ほんと豆粒。何をやっているのか誰なのかも判らない。
        で、朝から大変でした。何度もトイレを往復して、頓服飲んで、電車乗って、ドームについてからもまた頓服飲んで、席についてからは殆ど記憶が曖昧だったな。
        そう、確かに、爆発は「死ぬのは奴ら」ですね。あれで、目が醒めました。
        ヴィーナス・アンド・マースは、名作ですね。ロック、ポップス、ヴァラエティ豊かで、今聴いても実に新鮮ですね。
        あの日のライブでは、そのアルバムからシングルカットされた「あの娘におせっかい」をライブでは珍しくやったのは、ちょっと感動しました。
        • hallysmile
        • 2016/05/14 1:26 PM








           

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